ネットスーパー西友体験記

唐突だが、ネットスーパーを使ってみた。


楽天西友ネットスーパー|食品・日用品をいつでも安く最短当日宅配



使ってみたのは西友。なんでも、ネットスーパーでも安さに定評があるらしい。首都圏限定だが、なんと最速3時間で配達可能。3時間……ゴクリ。


会員登録を済ませ、ちょっくら注文してみた。


サイトの説明を読む。ふむふむ。5,000円以上注文すれば送料無料、とのこと。ちょうどティッシュやらゴミ袋やら醤油やらこまごまとしたものを切らしていたので、それらをぽぽいっと買い物カゴに投入。冷凍食品、パスタなど日持ちするものもぽぽいっと。微妙に5千円に足らず。どーすっかなと思っていると、ちょうどキャベツとピーマンが欲しかったなー、と思い出す。


「生鮮食品はちょっと心配だな。しわしわの野菜がきたらどうしよう」という心配が頭をよぎるが、「これも経験じゃー!」と買い物カゴにぶち込む。しめて5,002円!びっくりするくらいギリギリにできたよ。


支払いはクレカで。代引きもできるとのこと。
これで購入完了。サイトを見つけてから大体30分くらいかな?


あとは待つのみ。18時〜20時指定にしておいたら、ほぼぴったり18時に配送のおにーさんが到着。なかなか優秀。


どうやって商品を届けるのか、少し気になっていたが、配送はかなり丁寧。冷凍食品とそうでないモノが違うボックスに入れられて運ばれてきた。普通のスーパーのビニール袋に小分けされ、手渡される。卵はどうやら専用の容器に入れられ、割れないよう工夫がなされていた。まあビニールは4袋くらいもらったので、あまりエコとは言えないのが難点かな。



驚いたのが野菜。てっきりちょっとしなびた感じのやつが届けられると思っていたのだが、かなりツヤツヤ、張りのあるピーマンとキャベツが届けられた。うむ、やるな。



というわけで、まとめ。


ネットスーパーのメリット

  • 重いものを配送してくれる。

米・酒などの類は、これが非常に助かる。特に僕のように車を持たない人にとっては、かなり大きなメリット。これらは単価も高いので、配送料無料のラインである5,000円をクリアしやすいという点も○。

  • メジャーではない商品もまとめ買いしやすい。

購入履歴やお気に入りから注文もできるので、いつも同じ商品を買う人にとっては便利だ。例えば、僕はパスタの銘柄はディ・チェコと決めているのだが、小さなスーパーだと置いていないことも多いので、まとめ買いできるのはかなり嬉しい。今回もまとめ買い。

  • 家にいながら注文できる。

いや、当たり前やん!とツッコまれそうだが、これがかなり大きい。自炊する人には心あたりがあると思うが、「あれ、そういやごま油ってまだ残ってたっけ?」と悩んで結局買わずに帰ったら、案の定ごま油切れてるやん……みたいな失敗は多い。家で注文できるネットスーパーでは、その場で確認できるために、このような失敗も起きにくい。

ネットスーパーのデメリット

  • やはり生鮮食品は……

上で意外に野菜がよかったと書いたが、やはり品物によって品質のばらつきが大きい生鮮食品を買うのは、躊躇してしまう。ただし、この心配は何度か試してみると払しょくされる可能性は、ある。

  • 配達の立会

食品を配送するということもあり、配達時刻には必ず家にいなければいけない(再配達もできるが有料)。一人暮らしにはちときついときもありそうだ。

  • 注文がややメンドい。

これはネットスーパーじゃなくて西友の問題なんだが、注文画面がビミョーに使いづらい。ほとんどの人は5,000円以上買うんだろうし、もっと画面遷移を少なくして、まとめ買いがしやすいようにしてくれると非常に助かるなー

全体として

メリットがデメリットを上回っていると思うので、おそらく今後も使うだろう。一人暮らしの日常使いとしては、5,000円というラインが結構高いので、米などが切れた時に、あわせて日持ちするものをまとめ買いするのがベスト、という感じ。

TOEIC?

「頭を良くするために、東大を受験しましょう」

こういってしまえば『ドラゴン桜』の台詞みたいだが、なんとも馬鹿らしい台詞である。頭を良くするために東大を受けるのではなく、頭がいいから(成績がいいから)東大を受けるのであって、まるで順番が逆だ。



最近、これと似たような話を会社で聞かされた。


うちの会社で若い社員向けに、TOEICの受験が義務づけられたのだ。グローバルな視野をもった社員の育成を、という旗印らしい。どこぞの某楽天にあてられたのかもしれない。


国際的な人材の育成、という点は、まあいい。TOEICについては、どっちにしろ近々受けようと思っていたところなので、自分で申し込む手間が省けたともいえる。会社である以上定量的な指標が必要だろうから、「TOEICでは本当の英語力は測れない」などと言うつもりもない。


でもまあ、順番が違うよな、と思うわけです。


国際的な人材を育成した結果、企業全体の英語力が上がる、というならわかる。だが、まずTOEICの受験ありきというのは、なんとも妙だ。


聞けば、TOEICの点数を底上げすべく=全体の英語力を底上げするような教育などは、特に考えられていないらしい。e-learningをするとか、自社ビル内に英会話教室を作るとか。なんだかなあ。


似たように、TOEICの受験が義務付けられていたり、昇進とTOEICの点数が関係している企業もあるとのことだが、なんともバカバカしいというか……。ただ受けるだけならばいいけれど、数百人単位で受けているので、お金も百万単位でかかっているはず。


その経費を得るために必要な仕事の量を考えると……なんとも溜息のでる施策です。

podcastの検索方法

最近podcast熱がまたわきあがってきたのだが、どうもpodcastで面倒くさいと思ってしまうのが、面白い番組を探す難しさ。
iTunesの検索窓からだと、探すのが煩わしい・・・・


と思っていたら、iTunes9では、画面右のメニューリストの「パワーサーチ」から比較的簡単に検索ができることを知った。

podcast-j.net


自分検索するのが楽になった。iTunes自体の挙動が重いのが難点だが。


後はこちらの検索サイトも使っている。
podcastjuice.jp


しかし、Web上でも意外にpodcastの評判というのは書いていない。おかげで面白いのを探すのが結構面倒なのだ。

読書メーター再び

最近読書管理をきちんとせねばなーと思っていたので、今年の2月くらいから放置していた読書メーターを再び使い始めてみた。読んだ本や読みたい本、積読本などを管理してグラフ化してくれるサービスで、メディアマーカーなどと類似のサービスだ。


便利なサービスなのだが、登録作業のかなりの煩わしさを感じ、しばし利用をやめていた。購入した本や図書館から借りてきた本を登録するのは、なんでもないようでいて習慣化するには面倒な作業だ。いちいちパソコンを立ちあげないといけないのが手間に感じられ、「労力のわりに効果がない」と思い利用をとりやめていた。


しかし、久しぶりにWebサイトをのぞいてみると、なんとiPhoneに対応しているではないか。アプリこそないものの、専用ページがあることで登録・編集作業がずいぶん楽になる。読書メーターの使い方の1つとして、読みたい本の管理、というものがあったので、iPhoneで見られるのはかなり大きい。書店で気になる本をチェックし、後で購入する、という場面で非常に役立つサイトになった。


さらに、いつのまにか「本棚」機能なるものが実装されている。いってみれば只のカテゴリー機能なのだが、本のジャンル毎に記録したいボクとしては待ち望んでいたといっても過言ではない。まだテスト運用中ということだが、今後の改善が待たれる機能だ。


こちらのサイト利用に際して、また読書の仕方も一度見直し見ようと思っています。

コミュニケーション・ブレイク・ダンサー

世間ではコミュ力コミュ力言ってるけど、お手軽なコミュ力とは違って、真剣に誰かとコミュニケートすることはほんと、難しいと最近痛感している。


なんでかといえば、多分それは僕の経験に関係している。
子どもの頃、誰かと真剣に思いを共有する必要なんて、特になかった。都合の悪いことはうやむやにして、居心地が悪いときは逃げていれば、子どもの頃はどうにかなった。衝突してまで一緒にいる必要も、反目してまで共感する必要も見いだせなかった。


高校生の頃、ノートに思いの丈を書きまくっていた時期があった。高校生にして若干厨二をこじらせていたともいえる。その中に、「コミュニケーションとは神話であり、控えめに言っても幻想である」というなんともアホくさい言葉を考えては悦に入っていた。
今にして思えば、この言葉はコミュニケーションの根源的不可能性、なんて小難しいものではなくて、自分自身がコミュニケートすること、つまり誰かと思いを共有して共感する事から逃げていたからにすぎない。自分から関わることを拒否していれば、そりゃコミュニケーションなんてできるはずもない。



しかししかし。

人生のある段階になって、他人と思いを共有する必要性が出てきたときに、ハタと困ってしまった。逃げの姿勢が、自分の根本の中に意地悪く根づいてしまっているかのように、誰かに何かを伝えるために、どんな言葉を用いたらいいのか全くわからなくなっていた。うやむやにすることも、逃げることもできずに、なんとか自分の中から効果的な言葉を紡ごうとするものの、ただただ空虚な言葉を吐き出すばかり。結局は、何もわかりあえぬまま時間だけが過ぎていってしまう。自分が、自身の中にある幹を腐らせながら過ごしてきたかのような嫌悪感を抱いていた。


そんな時、気になる言葉を見つけた。

伊坂幸太郎の小説、『砂漠』の中のこんなくだりである。
主要人物の一人である西嶋が、世界平和を訴えるデモを後目に、言葉で何かを伝える困難さを、三島由紀夫の自決を引用してこのように述べる。

「驚かないといけないのはね、一人の人間が、本気で伝えたいことも伝わらない、っていうこの事実ですよ。三島由紀夫を、馬鹿、と一同両断で切り捨てた奴らもね、心のどこかでは、自分が本気を出せば、言いたいことが伝わるんだ、と思ってるはずですよ。絶対に。インターネットで意見を発信している人々もね、大新聞で偉そうな記事を書いている人だって、テレビ番組を作っている人や小説家だってね、やろうと思えば、本心が届くと過信しているんですよ。今は、本気を出していないだけで、その気になれば、理解を得られるはずだってね。でもね、三島由紀夫に無理だったのに、腹を切る覚悟でも声が届かないのに、あんなところで拡声器で叫んでも、難しいんですよ」


霞がかっていた言葉にならない思いが、はっきりとした形をもって自分の前にコロンと差し出されたような、そんな感覚がした。電車の中で、ページを繰る手が止まってしまうほどの衝撃を覚えた1節だった。



三島にさえ叶わず、おそらくは著者の伊坂でさえ「思いを伝える」ことの困難さを噛みしめている。言葉のプロたるその二人でさえ。それなのに、自分はたかだか数年、心の隅に少しだけ困難さを居座らせただけで、何かを諦観したような気持ちになっていた。本気を出せば達成できたものを、スポイルすることで台無しにしてしまったような勘違いをしていた。ただただ、恥ずかしい。


多分上述の文章は、「何かを伝えるってこんな難しいだでー」って言う事を表現したい一説なのだけれど、僕にとっては「ああ、他の人も同じことを考えているんだ」と安心させてくれる文章だった。多分それは間違った読みなのだけど、そういった間違えた読みもたまには心地よい。

電子マネー生活

先ほどスーパーで買い物をしたら財布の中の紙幣が少なくなって随分さみしくなった。ふと、思い返してみる。そして気づく。そういえば、今月はATMで一度もお金をおろしていない。これにはびっくりした。


というのも、特に関東に異動してからはキャッシュレス生活を目指して、できるだけカードか電子マネーで支払いを済ませるようにしているからだ。もちろん普通に現金で支払うこともある(個人でやってる飲食店とかクリーニングとか)。ただ、飲み会の幹事として支払いを立て替えたりするとその返済を現金でもらうこともあるので、現金の収支はとんとんくらいになる。そのため今月は一度も現金が入用にならなかったようだ。キャッシュレス万歳。


実は本気キャッシュレス社会を夢見て、無駄に電子マネーの良さを吹聴しているので、この事実はうれしい驚きだった。キャッシュレスの未来は明るい。


ところで、クレカはともかくとして、電子マネーは一般化してからだいぶ日が経つのだけれど、普及率は今ひとつのようだ。


日経新聞によると、主要な電子マネーの発行枚数と利用件数は以下のとおり。(2010/7)


      発行枚数(万枚)   利用件数(万件)
nanaco     1181      4600
Edy       5890      3200
Suica      3600      4001



Suicaも発行枚数・利用件数ともに予想より少なくて意外だったのだが、何よりも驚いたのはnanacoのほうがEdyよりも圧倒的に利用件数が多いこと。Edyと言えば電子マネーの代表格であり、片やnanacoセブンイレブン系列でしか使えない(しかも今はセブンでもEdyが使える)という非常に中途半端な印象だったので、これはかなり意外だった。Edyはキャッシュカード等に無条件でついてくる場合も多く、能動的に申し込まなければならないnanacoのほうがアクティブ率が高いのだと予想される。



試しにnanacoの数字を眺めてみよう。
ざっくり発行枚数を1200万枚とする。アクティブなユーザーはどのくらいいるだろうか。


アクティブなユーザーのうち、毎日使う人が2割、1週間に3回使う人が4割、1カ月に2回程度使う人が4割と仮定してみる。この数字は適当(特にソースが見つからなかった)。すると、月の利用件数が4600万なので、大体400万人くらいがアクティブなのかな。仮定を少し多めに見積もったので、3割ぐらいというところか。



ケータイ(ガラケー)が人口とほぼ同じ数だけ出ていることを考えれば、かなり少ない。がんばれ電子マネー(特にEdy


電子マネー、僕としてはいいところしかないと思うんだけどなぁ。

例えば

  • 小銭が不要
  • 支払いが楽
  • ポイントが付く(WAON、nanacoなら標準で、Edyならマイルとか楽天とかと紐づけして)
  • 履歴が残る

などがあげられる。特にポイントについてはただ支払うだけなので、絶対お得だと思うのだが。

多くの人は

  • 初期手続きがめんどい
  • セキュリティが心配

などと言って試したがらない。特にセキュリティ面では、オサイフケータイならほとんど問題がないと思う。ガラケーを持ってない人はスマートフォン1台持ちの人だけだと思うので、絶対数としてはかなりすくないはずなのだけど・・・


と、電子マネーへの愛ゆえに落ちも脈絡もない記事を書いてみました。