電子マネー生活

先ほどスーパーで買い物をしたら財布の中の紙幣が少なくなって随分さみしくなった。ふと、思い返してみる。そして気づく。そういえば、今月はATMで一度もお金をおろしていない。これにはびっくりした。


というのも、特に関東に異動してからはキャッシュレス生活を目指して、できるだけカードか電子マネーで支払いを済ませるようにしているからだ。もちろん普通に現金で支払うこともある(個人でやってる飲食店とかクリーニングとか)。ただ、飲み会の幹事として支払いを立て替えたりするとその返済を現金でもらうこともあるので、現金の収支はとんとんくらいになる。そのため今月は一度も現金が入用にならなかったようだ。キャッシュレス万歳。


実は本気キャッシュレス社会を夢見て、無駄に電子マネーの良さを吹聴しているので、この事実はうれしい驚きだった。キャッシュレスの未来は明るい。


ところで、クレカはともかくとして、電子マネーは一般化してからだいぶ日が経つのだけれど、普及率は今ひとつのようだ。


日経新聞によると、主要な電子マネーの発行枚数と利用件数は以下のとおり。(2010/7)


      発行枚数(万枚)   利用件数(万件)
nanaco     1181      4600
Edy       5890      3200
Suica      3600      4001



Suicaも発行枚数・利用件数ともに予想より少なくて意外だったのだが、何よりも驚いたのはnanacoのほうがEdyよりも圧倒的に利用件数が多いこと。Edyと言えば電子マネーの代表格であり、片やnanacoセブンイレブン系列でしか使えない(しかも今はセブンでもEdyが使える)という非常に中途半端な印象だったので、これはかなり意外だった。Edyはキャッシュカード等に無条件でついてくる場合も多く、能動的に申し込まなければならないnanacoのほうがアクティブ率が高いのだと予想される。



試しにnanacoの数字を眺めてみよう。
ざっくり発行枚数を1200万枚とする。アクティブなユーザーはどのくらいいるだろうか。


アクティブなユーザーのうち、毎日使う人が2割、1週間に3回使う人が4割、1カ月に2回程度使う人が4割と仮定してみる。この数字は適当(特にソースが見つからなかった)。すると、月の利用件数が4600万なので、大体400万人くらいがアクティブなのかな。仮定を少し多めに見積もったので、3割ぐらいというところか。



ケータイ(ガラケー)が人口とほぼ同じ数だけ出ていることを考えれば、かなり少ない。がんばれ電子マネー(特にEdy


電子マネー、僕としてはいいところしかないと思うんだけどなぁ。

例えば

  • 小銭が不要
  • 支払いが楽
  • ポイントが付く(WAON、nanacoなら標準で、Edyならマイルとか楽天とかと紐づけして)
  • 履歴が残る

などがあげられる。特にポイントについてはただ支払うだけなので、絶対お得だと思うのだが。

多くの人は

  • 初期手続きがめんどい
  • セキュリティが心配

などと言って試したがらない。特にセキュリティ面では、オサイフケータイならほとんど問題がないと思う。ガラケーを持ってない人はスマートフォン1台持ちの人だけだと思うので、絶対数としてはかなりすくないはずなのだけど・・・


と、電子マネーへの愛ゆえに落ちも脈絡もない記事を書いてみました。