「ダーツの旅」的読書会@東京アウトプット勉強会

今年に入ってから、読書会に参加したり勉強会を立ち上げてみたりしているのですが、土曜日も新たな読書会に参加してみました。
こちらの会が主催する勉強会する、「東京アウトプット勉強会」。
猫町倶楽部 -猫町倶楽部の読書会-


毎回選出される「課題本」を読了し、初めて出会った人同士でグループを組んで、課題本を中心に討議を進めていく形で行われていくのが特徴のこの会。今回の課題本は「SHARE」でした。

「ダーツの旅」的読書会

何度か読書会に参加して思うのですが、見ず知らずの人と本の感想を共有するタイプの読書会は「ダーツの旅」に似ている。もちろん、所さんの「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」のコーナーである「ダーツの旅」にです。


「ダーツの旅」は、旅という形式をとってはいるものの、一番面白いのは「旅」自体ではない。見知らぬ土地を訪ね歩くことに主眼は置いていない。むしろ、目的地で出会うおっちゃんやおばあちゃん、子どもたちのちょっととぼけたやりとりや、ほのぼのとする会話、意外にほろっとさせられる一幕に面白いみがある。「旅」はあくまでも御膳だてであって、ダーツという仕組みも偶然の出会いを増やすための工夫に過ぎない。あくまでもメインは「そこで出会う人の面白さ」であって、旅そのものではない、と思っています。


読書会も、多分「ダーツの旅」よりは本そのものの重要性は高いけれど、本を読むこと自体が目的ではない。極端な話、課題本はそれこそダーツで選んでも構わない。むしろ、本を媒介にして生まれる会話や、他の人が話す意外な視点に触れられることが、醍醐味なんだろうな、と数回参加してみて感じています。「読む」ことじゃなくて、「話す」ことに主眼を置いている。「読書会」と言っても、読書は単なるお膳立て。一番の面白さが「そこで出会う人の面白さ」にあるという意味で、まさに「ダーツ」的、とか思ったりしながら話に参加していました。