質問にかんする勘違いについて

昨夜ツッコもうと思ってた記事が、帰宅してみると異常にはてブされていたので、一言書いてみる。


問題の記事はこれ。
鋭い質問をするための4つの奥義


就活生に向けて、「鋭い質問をするための奥義」を書き連ねているのだが……

説明会や、面接中にほぼ必ずと言っていいほど出てくる「何か質問はありますか?」というフレーズ。これに即応してキレのいい質問をすることは非常に重要です。質問をすることのメリットは大きく分けて二つです。

  • 有効な自己PRになる

第一には自己アピールになるということ。

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや




これはね、もう声を大にして言いたい。本気で言いたい。



鋭い質問をして一目置かれることと、自己PRするために質問するってことは完っ璧に別だから!



論理的でもなんでもない僕の主観丸出しの意見ですが、特に首都圏私立大学生はここをはき違えている人が多い、と感じていた。どっかの業界雑誌か2chからコラージュしたような意見を持ち出して、「もっとこうしたらいいと思います!」とか「こんな体質はバカらしいと思います!」とか、質問のフリをして意見を言おうとするやつがまーほんとに多かった! いや、それ君の主張ですやん!あと質問が異常に長いよ!
「こんな深い意見を持ってる俺ってすごいでしょ」とドヤ顔たっぷりなんだが、社員は苦笑い……みたいな風景。いや、バカらしい体質だと思う企業なんか受けるなよ、と思いながらそれらの質問を聞いていた就活次代。今の事情は知らないが、それほど風潮が変わっているとは思えない。


確かに鋭い質問をする人は目立つし、印象に残る。でも、それはあくまで、鋭い質問をする→論理能力がある→ある面では他の人より秀でているから目立つのあって、目立つために鋭い質問をしようとしても、大体付け焼刃で見抜かれてしまう。そういった付け焼刃を目にした時のやるせなさは、なんとも言い難い。



フォローしておくが、記事の後半、鋭い質問をするためのコツについては、異論は全然ない。特に4番などは非常に重要だと思う。このような姿勢を持ち続けられれば、確かに鋭い質問力は身に付くだろうと思われる。それが実践できるかは、その人次第としても。
ただ、前提がちげーだろそれ、と思うわけです。


今の就活みたいに、他人を蹴落としてでも〜みたいな利己的な場面ならそれでもいいかもしれないが、普段からこんな風にしていると信用を失うと思いますよ。







最後に、全く関係ないけどこのサイト自体にもめっちゃツッコみたい。「国内第7位の就活サイト」て。


「7位」て。